お米通信 No.1312018.01.12

 

毎月、商品をご購入いただいたお客様に、商品と一緒にお届けしている「お米通信」。

ブログでもご紹介しています。

12月号(12月9日発行)の担当は、生産者の佐藤可奈子さんです。

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先日、どかっと雪が降ったものの、すっかり大地に吸い込まれ消えてしまいました。

畑には霜が降りて、娘とともにじゃぐじゃぐ歩いていると、天の川の上を歩くと、きっとこんなかんじなのだろうなぁとわくわくしました。

雪のおにぎり屋さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、私自身も、お米とさつまいもと、収穫ものが終わり、さぁ販売の季節に突入してまいりました。

昨年、山清水米とともに、池谷の干し芋をご購入くださった方から、今年も干し芋を楽しみにしていますというメールをいただき、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

日照不足が心配されましたが、どの方の芋も、とてもよい出来でほっとしました。

 

日照不足の影響が大きかったのは、やはりお米でした。7回目の米作り、一番大変な稲刈りとなりました。

春の気温の低さから始まり、収穫期の多雨、山ぎわの田んぼや傾斜のある田んぼは、なかなか乾きませんでした。

工場のなかでやるものではないからこそ、変化することが当たり前で、毎年違う条件のなかで、今できるベストを尽くすのが農業。

だからこそ、農家ほど瞬発力と判断力、実行力が試される職業はないのではないでしょうか。

答えはないから、考える前・迷う前にやる、やる、やる!の世界です。

それは、移住当初、橋場さんから何度も何度も教えられたことでもありました。

貴重な晴れの日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いま思えば、移住してから数え切れないくらいの恥ずかしい失敗ばかりしてきました。

出荷するはずのナスを全部枯らしたり、とうもろこしを全部たぬきに食べられたり、軽トラを脱輪させたり、動力散布機を背負って追肥中、雨で崩れた畔に気づかず、足を踏み外して川に落ちたり、肥料が足りず細い稲になったり、そして冬には野菜を腐らせたり…。

そんなときに、いつもかけてくれる言葉がありました。「失敗してよかったじゃないか」。「おらも昔、おんなじような失敗してばかみたんだ。」「失敗しないと、成長しない。失敗するから一人前に近づく。」「次乗り越えれば、それは失敗じゃないんだよ」。

申し訳ない気持ちになりながら、自分の未熟さと不甲斐なさ、失敗を受け止めるとともに、むらの人たちも、たくさんの失敗を我が身に受け止めながら、正直に、素直に、実直に、次の季節の農業へと向かい、本物の農業者になっていったのだと思わされました。

籾摺りをお手伝いしたい娘…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、一歩外に出ると、いまは失敗を許されない世の中の風潮があります。失敗は恥ずかしいものでもあります。

だからこそ、移住して「失敗してもいい。失敗を恐れるな。」「その失敗を次に繋げることが大事なんだ」と教えていただいたことは、東京に住んでいたときでは得られなかった考え方で、とても新鮮でした。気づきや悔しさが、未来への知恵となり、積み重ねとなるのかもしれません。

さて、今年も残りわずかとなりました。また素晴らしい季節を迎えられ、また美味しい山清水米を届けられるよう、振り返る冬にしたいと思います。皆様にも素晴らしい年がやってくることを、お祈り申し上げます。

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