お米通信 No.145(2019年2月号)2019.05.21

 

毎月、商品をご購入いただいたお客様に、商品と一緒にお届けしている「お米通信」。

ブログでもご紹介しています。

2月号(2月9日発行)の担当は、生産者の佐藤可奈子さんです。

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雪の降る日が多くなった十日町です。インフルエンザが流行っておりますが、みなさま体調など崩されておりませんでしょうか。

 

NPO法人の業務とは別になりますが、この冬、池谷そして飛渡地区の生産者の方々が栽培したさつまいもを干し芋加工すべく、茨城県の日本農業実践学園で「出稼ぎ加工」に行きました。

11月より、1週間ずつ、学園の研修棟で寝泊まりしながら、お届けする皆さまの顔を思い浮かべながら干し芋加工に励む日々でした。

 

黄金色のさつまいも

 

池谷に住んでいたころ、冬はよくむらの方から出稼ぎに行ったころの話を聞きました。家族と離れ、遠い地で過ごし、そして冬の間に家を守ったのは女性だったとも聞きました。

豪雪地の女性のたくましさを感じるとともに、いま思えば、冬の出稼ぎによって「かつては、自分もよそ者として受け入れてもらった」経験があるからこそ、池谷の人たちが震災後、都会のひとたち、いわゆるよそ者に対して寛容に門戸をひらくことができたのかな、と思いました。

 

お茶のみの時間は学びの時間でした

 

そして今年、メンバーの女子3人で、よそ者として茨城に行き、学園の先生や学生たち、パートで来ている地域の方々に混ぜていただき、加工ができたこと、そして途中、池谷にボランティアに来ていた方々も数日応援に来てくださり、たくさんの感謝の気持ちとともに干し芋加工をさせていただいた日々となりました。

また、いままで池谷の芋を加工してくださった方々にご挨拶ができたこと、実際に加工に携わることで芋の品質や栽培への学びに繋がるものが多くあったこと、なにひとつ無駄な学びのない、冬となりました。大変な日々でしたが、貴重な時間を過ごさせていただきました。

干し芋加工が始まって5年。規模も増え、そのなかで今年も山清水米をご購入してくださっているお客様にも、今年も無事に干し芋をお届けでき大変嬉しく思います。本当にありがとうございます。

 

干し芋とともに

 

さて、私たちの干し芋は、1ヶ月半ほど寝かせた熟成芋を使用するようにしています。雪の季節に向かう寒さにあて、芋のデンプンが糖に変わり、甘くなるのを待つためです。

この頃、随時丁寧に糖度計で甘さを測定して、加工時期を見計らっています。一方、実は最近、お米に関しても「熟成」があると聞きました。12〜3月の寒い時期に、お米も凍結しないようにデンプンから作られる糖分と、タンパク質から作られるアミノ酸を蓄積し、お米の甘みや旨味を増すそうです。

もしかしたら今回お送りするお米は新米とはまた違った美味しさがあるかもしれません。人間の手の及ばないところで、作物も生きて、変化してゆくさまは、農業の醍醐味のひとつでもあります。ぜひ違いがあるのか、噛み締めて、お召し上がりくださいね。

 

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