毎月、商品をご購入いただいたお客様に、商品と一緒にお届けしている「お米通信」。
ブログでもご紹介しています。
10月号(10月9日発行)の担当は、代表理事の山本浩史です。
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ようやく刈り取り終盤になりました。
今年の夏は水害、台風、震災、そして観測史上最高を記録した猛暑と、災害列島と言われるほど大変な日々が続きました。被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。気象について思う事は、温暖化の影響で災害が激甚化している事が伺えてなりません。今後増々そうした傾向が強くなるのかと懸念してしまいます。
さて、今年の暑さには驚かされましたが、なんと言っても大変だったのは7月中旬過ぎから約1ヵ月殆ど雨が降らなかった事でした。うだるような暑さに加え日照りです。これには参りました。
稲は水稲とも言い水が重要です。特に稲穂が出穂する前後10日間は最も水をたくさん必要する時期と言われています。
しかもその前に一度水田に小さなひびが入るほどの中干をしていますので、田の全面に水を満たすにはかなりの水量が必要なのですが、雨の少なかった梅雨も早々に空けてしまい、それから1ヵ月の日照りでしたので水管理には大変苦労しました。この頃は「雨が降らんで困ったのう」が挨拶文句でしたが、それでも山の湧水のおかげで無事に稲穂を稔らせ収穫する事が出来ました。
ところが、収穫時期になると一変し雨降りの日々が続きコンバインでの刈り取りが出来ません。この時期になると「雨ばっかりで困った」が挨拶になりました。中々うまくは行かないものです。
ともあれ、皆さまに新米を送ることが出来ますことを大変喜んでいます。
移住した若者たちのおかげで高齢によりリタイヤした農家の田んぼの耕作が続けられていますが、その中で馬場君はコンバイン作業の専任として活躍しています。
この秋の稲刈りで4年目になり、コンバイン操作も安心して見ている事が出来て頼もしい限りです。
他の若者移住者たちもそれぞれ元気に頑張っていますが、未だ独身の彼らが早く結婚し家庭を持って貰いたいと願うこの頃です。
10月6日、田んぼに行こう「稲刈り編」イベントが行われました。棚田オーナーさん達の農薬・化学肥料不使用の田んぼの稲刈りとはざかけ作業、夜は新米を釜で炊いたご飯を食べて頂きました。もちろん田舎料理とお酒も酌み交わし大いに楽しんで頂きました。田んぼオーナーの方々はじめ参加された皆様には大変お疲れさまでした。
稲刈り時期になると野山に楽しいものが沢山採れます。中でもアケビの実は子供の頃から親しんだもので、さっぱりとしながらも強い甘みはとても楽しみです。
そしてオニグルミの実拾いです。
拾ったクルミは肥料袋に詰めて密閉し雪の降る前に洗って保存します。寒い冬の時期、ストーブにあたりながら実を炒って割り釘でほじり出します。
香ばしく植物性油脂たっぷりの実は様々な料理の調味料になりますが、私が一番好きな食べ方は、暖かい炊き立てご飯にたっぷりとふり掛け醤油を垂らして頂く事です。この美味しさに思わずおかわりしてしまいます。
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