NPO法人地域おこし|山清水米_魚沼産
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    iketani.org
    特定非営利活動法人 地域おこし 山本 浩史
    新潟県十日町市中条庚939-2 池谷分校内
    025-761-7009
企業・団体向け棚田オーナー制度「山清水米みんなの棚田」
企業・団体向け棚田オーナー制度「山清水米みんなの棚田」
社会貢献と実益を両立させる企業・団体向け棚田オーナー制度

豪雪地帯新潟魚沼の山あいにある池谷・入山棚田
「つなぐ棚田遺産」に選ばれたこの場所で
棚田と人をつなぐ企業・団体様を大募集!

企業・団体版「山清水米みんなの棚田」のオーナー制度とは?

企業・団体版の棚田オーナー制度では一定の区画の田んぼをオーナーに貸し、作業して収穫したお米を配当する形です。田植え、草取り、草刈り、稲刈りなどの作業日を決めて行って頂きます。特別栽培米と農薬・化学肥料不使用米の2つの栽培方法を選ぶことができ、そこで採れたお米の全量を配当米としてお送りします。※発送は着払い

参加のメリット

 
➀ 企業のイメージアップ 

 
② 社員の健康促進                                      
 ・安心安全なお米で食生活の改善                                   
 ・自然の中で適度な運動                                         
 ・リモートワークを自然の中で行うことでストレス軽減 

③将来の食糧不足に備えて安心安全な米を社員に                        
 ・令和の米騒動のような不慮の事態にも自分たちで作ったお米があるので安心 
   

池谷・入山棚田はどんなところ?

新潟県十日町市の山間にある池谷・入山集落は、全国的に有名な「魚沼産コシヒカリ」の産地です。冬になると、3メートル以上雪が積もり春になると解けた水が大地にゆっくり浸透し、ミネラルをたっぷり含んで田んぼに注がれます。 田んぼにはカエルやどじょう、水生昆虫など生き物が沢山棲んでいます。初夏にはホタルも飛び交い、そして山地だからこそ、昼夜の寒暖差によりお米の甘味がぎゅっと増します。


 

池谷・入山の棚田は「つなぐ棚田遺産」に選ばれています!

 
つなぐ棚田遺産(ポスト棚田百選)とは平成11年に農林水産省が多面的な機能を有する優れた活動を推進する棚田134地区を「日本の棚田百選」として認定しました。昨今担い手の減少や高齢化などで多くの棚田が存続の危機に直面する中で、改めて棚田地域振興の取り組みに対して積極的に評価し、優良な棚田を認定する取り組みとして「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(ポスト棚田百選)」が令和3年に実施され、全国271ヶ所の中の1つとして池谷・入山の棚田が認定されました。


山清水米とは?


中越大震災では多くの棚田の畦が崩れ、中には3年かけて直し、 耕作を復活した場所もあります。しかしそんな逆境にもめげず米作りをし続けたのは、農業の継承が集落を存続させるために大切なことだからです。先祖代々続いた棚田を守り、村の灯りを未来へつないでいくために、 私たちは自慢の魚沼産コシヒカリに「山清水米」という名前をつけて、 直接消費者のみなさんに買っていただくことにしました。池谷・入山の豊かな大地で育ったお米を食べながら、 私たちが目指す「集落の存続と、都会と田舎が手と手をとりあう幸せな 社会づくり」を一緒にしていただけると嬉しいです。
農薬、化学肥料の使用を慣行栽培の5割以下で栽培しており、特別栽培米として新潟県の認証を受けています。また、農薬も化学肥料も使わない米作りにも挑戦し続けています。



選べる2つの栽培方法

➀特別栽培米

 ○特別栽培米…化学合成農薬・化学肥料の窒素成分を慣行レベルの5割以上削減して生産したお米        

②農薬・化学肥料不使用米
 ○農薬不使用米…農薬・化学肥料を使わずに栽培し、「はざ架け」により天日で自然乾燥をしたお米

※農薬不使用米は特別栽培米に比べて栽培の手間が掛かります。価格は同額ですが、草取り等を怠るとガクッと収量が減りますので慎重に選択してください。迷った場合はオンラインまたは対面で相談を受け付けますのでお気軽にお問い合わせください。

※農薬・化学肥料不使用米は最低保証がありません。そこで採れたお米の全量のみを配当いたします。予めご了承ください。

選べる5つの田んぼ

大きく4つのエリアに分かれて5つの田んぼからお好きな場所を選べます。それぞれ場所によって個性がありますが、管理方法については職員が伝授します!

①ぬけま
 ・水田面積 9.9a
 ・水田価格 495,000円(税込544,500円)/1年間
 ・最低保証玄米量(特栽) 297kg ※農薬・化学肥料不使用米は最低保証なし(そこで採れた全量)


②かくら
 ・水田面積 11.1a(6.5a+4.6aの2枚)
 ・水田価格 555,000円(税込610,500円)/1年間
 ・最低保証玄米量 333kg ※農薬・化学肥料不使用米は最低保証なし(そこで採れた全量)


③西の野
 ・水田面積 10.4a
 ・水田価格 520,000円(税込572,000円)/1年間
 ・最低保証玄米量 312kg ※農薬・化学肥料不使用米は最低保証なし(そこで採れた全量)


④沢A
 ・水田面積 10.57a
 ・水田価格 528,500円(税込581,350円)/1年間
 ・最低保証玄米量 317.1kg ※農薬・化学肥料不使用米は最低保証なし(そこで採れた全量)


⑤沢B
 ・水田面積 11.2a
 ・水田価格 560,000円(税込616,000円)/1年間
 ・最低保証玄米量 336kg ※農薬・化学肥料不使用米は最低保証なし(そこで採れた全量)

 

配当米の発送方法及び諸注意

○流れ:全ての稲刈り・籾摺り作業が終了→収穫量の確定→オーナー様へ収穫量の確定と発送内容の確認のご連絡→確認ができ次第発送というような流れになります。

 ・契約期間は1年間です。
 ・配当米は11月上旬から中旬を目途にお送りいたします。(別途ご案内します)
 ・配送は、着払いでお送りします。30kgを超える場合複数口になります。予めご了承ください。
 ・配当米は原則として玄米でお送りしますが白米にすることも可能です。
  白米をご希望の場合は、通常精米代金が10kg当たり100円掛かかります。
  その金額相当と玄米から目減りする分を引いたキロ数でお送りいたします。
 ・原則として一度にまとめての発送になりますが月毎に分けることも可能です。
  月毎のご指定の場合はその都度着払い料金が発生することを予めご了承ください。

 

サービス内容


 ・そこでとれた採れたお米を発送します。
  特別栽培米:300kg以上/10a、無農薬:そこの田んぼで採れた分のお米
 ・事前に調整した日程で農作業ができます。
 ・事前に調整した期間で滞在&リモートワークができます。(池谷分校内はWiFi完備)
  集落内の滞在場所は池谷分校、民宿の一棟貸し(別料金)などがあります。
 ・別料金で社員のチームビルディング、オフサイトミーティングなどの研修も実施可能です。
 ・田植え稲刈り以外の日常の田んぼ管理(企業様と相談して我々がどこまで作業するかを決めます。)


大まかな年間スケジュール



5月中旬~下旬 田植え 
6月中旬 草取り(農薬・化学肥料不使用米)
6月下旬 草取り(農薬・化学肥料不使用米)
6~8月 草刈り
9中旬~下旬 稲刈り




オーナーの募集について

 ・募集は随時行っています。
 (11月1日以降の申込は、翌年度産米の受付(次年度のオーナー扱い)になります)
  ※次年度の内容変更自体は配当米の発送が完了する11月下旬から12月上旬に行います。

お申込みはこちら

棚田オーナー様の声

ご参加いただいている棚田オーナー様から感想いただきました。





なかまの皆さまと目指したいこと。長文ですが・・・お付き合いください。

☆楽しみながら社会貢献

あなたは棚田と聞いてどういうイメージを持ちますか?

実は、あまり知られていませんが、棚田には素晴らしい価値があります。

農林水産省では農業・農村の多面的機能の価値について、以下のページで詳しく紹介しています。

https://www.maff.go.jp/j/nousin/noukan/nougyo_kinou/
農業・農村の多面的機能

https://www.maff.go.jp/j/nousin/noukan/nougyo_kinou/attach/pdf/index-17.pdf
農業の多面的機能の貨幣評価の試算結果

農業・農村の多面的機能とは、「国土の保全、水源の涵養(かんよう)、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承等、農村で農業生産活動が行われることにより生ずる、食料その他の農産物の供給の機能以外の多面にわたる機能」の事を言います。

例えば、洪水を防ぐ機能であったり、土砂崩れを防ぐ機能、土の流出を防ぐ機能、川の流れを安定させる機能、地下水を作る機能、暑さをやわらげる機能、癒しや安らぎをもたらす機能など、農産物を作る以外にも街中に住む人にも関わる直接的には見えない機能があります。

中山間地の集落に人がいなくなると、野生動物がどんどん平地に降りてきます。

棚田が無くなると、大雨の際に保水機能が無くなり、土砂崩れや木が根元から流されやすくなり、 平地の方の被害が拡大します。

このように実は里山と都市とは密接につながっているのです。
 

この池谷・入山集落は集落の存続を目指して中越大震災以降活動をしてきました。

入山集落は平成元年に廃村となり、現在は通い農家が田んぼを維持しています。 池谷集落は昭和30年代には37世帯211名の人が住んでいましたが、最も人数が少なくなった時は6世帯13名まで 減り、いわゆる限界集落になってしまいました。

ですが、中越大震災を機にボランティアの皆様に支えられ、都会との交流を継続してきた結果、 集落の人達が「集落を存続させたい」という風に前向きになり、後継者を受け入れていこうという方針が生まれました。

来てくださったボランティアの方々も農村でたまに身体を動かす事でいい意味でリフレッシュして癒されてました。中には「池谷チャージ」と言って下さった方もいます。

そういう活動を継続し、農業研修生や地域おこし協力隊等を受け入れながら、移住者が増えてきました。今では11世帯20名まで持ち直し、そのうちの6名は子どもという事で少し未来が見えてきているところです。

私達は自分たちの集落で限界集落の存続の実例を作るとともに、それを全国各地に波及させていきたいと考えています。

とは言え、棚田を維持していく事は大変です。小さい田んぼが多く生産性も低いため、農業を行うには経済的には不利なのが棚田です。

ただ、平地の田んぼと違い、絶滅危惧種に認定されている生き物も多く、季節によっては山菜やキノコ等、山の恵みも豊富に残っています。

家庭、職場に続く、都会でたまったストレスや疲れを定期的に癒す第3の場所として、池谷・入山集落で楽しみながら一緒になって棚田の保全に関わりながら農村問題にも貢献して頂けると嬉しく思います。

 

☆食料危機に備えて

日本では少子高齢化が進み、2008年の1億2808万人をピークに減少に転じ、2050年には1億人を切るという推計結果が出ています。また、1980年代のバブル期をピークに、日本の経済力は諸外国と比較すると相対的に落ちてきています。

一方で世界の人口は増え続けています。2011年に70億人を突破した以降も増え、2050年には90億人を超えると試算されています。そして諸外国では、ちょうど日本の高度経済成長期のように途上国から先進国への過渡期を迎えているので、経済力もどんどん上がってきます。

すると、今後も今のように海外から安い食料が手に入るという保証はありません。近年天候不順により野菜の値段も高騰するなど、本当にいつどんな事が起こるのかがわからない時代です。

そのような状況の中、いざという時のために一人一人が自分で食べ物を作る事が出来る術を身につけておく事はとても大切なのではないかと考えています。

もちろん、都会から農村にいきなり移住するのは誰でもできることではありません。しかし都会にいながらも、簡易的に自分の田んぼを持つという体験を「山清水米みんなの棚田」でご提供できればと考えています。

そして、都市と農村の良いところをつなぎながら、日本の人口減少社会を明るく乗り切っていく事に貢献できればと考えています。

 

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